沼津にはホテルや旅館、民宿がたくさんあります。駅近だと移動などにも便利ですが、観光で人気の沼津港付近ではどうでしょう?
朝から沼津港で朝食を食べたい人も出来れば沼津港近くで1泊して、少ない移動距離で行きたいところですね・・・そんな時にぴったりな旅館があります。
沼津の旅館「すいほう園」です。
千本浜目の前でびゅうおや沼津港から徒歩10分ほど。素泊まりプランもある旅館なので沼津港グルメ旅目的にはアクセス便利な旅館です。
沼津港グルメもありますが、口コミをみていると「すいほう園」のお食事も好評でおいしそう!ということで、肉も魚もフルコースのように楽しむことができるプラン「しずおか元気旅対象【和牛ステーキプラン】スタンダード+和牛ステーキが付いてボリューム満点!/2食付」を利用しました。
とても静かな立地に内装もナチュラルな旅館で、のんびりとしたひとときを過ごせたことを、ご紹介したいと思います。
すいほう園の館内設備・サービス
フロントとロビー
びゅうおから歩いて行ける通りに面して佇む「すいほう園」。通りを曲がると広い駐車場になっていてその奥が入り口です。
落ち着いた外観に木目調のフロントはこじんまりとしていますが清潔感があります。

そっと飾られている小物も蓮の花や木など自然の物から作られたぬくもりを感じるものばかり。

ロビーにはふかふかの大きめの椅子とテーブルがあり、夏は使われてはいないもののかわいいストーブがインテリアとして素敵で、行燈がこれまたいい雰囲気です。

また、ジュースやビールの自動販売機もあるのでソファーで寛いでいるとつい何か飲みたくなってしまいます。

ロビーの奥には小さな淡水魚とエビがいる大きな水槽が飾られています。水槽の上にはきれいな看板白猫がいました。

あまりにきれいな白猫だったので、最初置物かと思ったほどです。猫好きさんには必見です!館外の庭には三毛猫もいたので、看板猫は2匹いるのかしら。


フロントやロビーから穏やかで優しい雰囲気が伝わってくる旅館です。

ちいさな自然物からできた飾りを見つけるとほっこりしますよ〜。とても落ち着くので夕食後は白猫を横目に見ながら、ロビーでのんびり過ごしていました。




客室(和室)とアメニティなど
すいほう園のホームページによるとシングル1室、ツイン7室、和室14室(内風呂付4室)があるそうです。清潔感があり全体的に新しいデザインの施設です。
利用した客室は2階の内風呂付きの和室。
テレビのモニターが大きいのも驚きましたが、圧迫感がない広めの8畳の和室にお茶卓、座布団、布団、空気清浄機、貴重品用の施錠ボックス等が備わっていて、バスルーム前のスペースにはタオルハンガーもあり、食事時と大浴場利用以外は引きこもれそうなくらい落ち着いた雰囲気でした。

アメニティはバスタオル・ハンドタオル・歯ブラシセット・浴衣が付いています。ティッシュなども揃っていて、冷蔵庫は玄関に設置されています。




障子を開けると庭と駐車場広場になっているので開放的!網戸もあるので窓を開けることも出来るので気持ちがいい部屋です。

今回宿泊した和室には内風呂(ユニットバス)もトイレもついたタイプ。旅館はトイレやお風呂は共有なところが多いので部屋についているのはうれしいポイントです。




お茶卓にあったお茶セット。たいがいはティーバッグなのですが、すいほう園では緑茶葉が茶筒に入っていました。香りよく好みの量で飲めるのも家のようにリラックスできました。しかも飲みやすくおいしい・・・。


下の写真は部屋がある2階廊下の様子です。新しさを感じる綺麗な施設であることが分かると思います。

男女別の浴場
すいほう園チェックインした時は、歩いて沼津御用邸など行ってきた後だったので、汗をたくさんかいてしまっていました。ちょうど空いていると聞き早速部屋の浴衣を持って浴場へ。
旅館内には2階に男性用・1階に女性用の大浴場があり、家族風呂としての利用は出来ません。女性用は3人までのスペースなので空いている時が狙い目。
木製のお風呂場でぬくもりを感じることができる浴場はたしかに広くはないですが、誰もいない広いスペースだと逆に落ち着きません。すりガラスの窓もあるので外の光が入ってくるので解放感もあります。おかげでのんびりくつろぐことが出来ました。お風呂は思ったより深めで肩までしっかり浸かることができ、かなり歩いた後の疲れた体を癒すことが出来ました。
男性用は2階の廊下奥にあります。すりガラスではない開放的な大きい窓があり外の様子を眺めることができます。女性用よりは広めで5〜6人程入れる広さ。こちらも空いている時に利用するとゆったり過ごすことが出来ます。
すいほう園の夕食と朝食
和牛ステーキ付きの夕食
すいほう園での夕食は18:30〜1階フロント横にある食堂にて、部屋ごとにテーブルセットされていました。
コロナ禍ということもあり、テーブル間のスペースは十分取られ、窓と換気扇による換気対策もされていて、安心感のある食堂です。
テーブルにつくとあらかた用意がされていて、熱々でいただく小鍋はカニの味噌汁。小鉢もたくさん並んでいて何から食べようかとうれしい悩みが出るほどです。

ブリの甘辛煮はブリの脂がとろけるおいしさで、味付けもあっさりしています。全部おいしかったけれど、どれか1品選ぶとしたらこれが一番おいしかったかも・・・。
大きなエビの塩焼きもやわらかくジューシー!エビ味噌も濃厚でおいしくいただきました。


フライはホタテと黒ハンペンの2種類です。ホタテが大きめなので食べ応えがあります。黒ハンペンは静岡の名産なので観光客には特にうれしい一品になるのでは?!
新鮮プリプリのお刺身はマグロ、タイ、ハマチ、生シラス。駿河湾の海の幸代表の生シラスで沼津らしさを感じることができます。大葉も大根もシャキシャキ新鮮で残らず平らげてしまいました。


小鉢は、ひじきのサラダにしいたけのしんじょです。
シャキッとした歯応えを感じるひじきに、肉厚のしいたけに鳥ミンチ肉?のような肉団子が入ってあんかけで仕上がっていました。しいたけに厚みがあるのでとても濃厚。食べ応えのあるしいたけにもびっくりしました。添えられたオクラがまた美味しい♡


そしてメインの和牛ステーキは焼き立てで後から運ばれてきました。
スパイスとワサビが添えられていて一緒にいただきます。やさしい風味のスパイスとわさびが濃厚な和牛の味を引き立てて、ジューシーさが際立ちます。
やわらかいステーキでおかわりしたいくらいの美味しさですが、結構ボリュームがあるので大満足!!


1時間ほど夕食タイムを過ごしましたが、おいしさゆえにあっという間でした。ほんま、どれもこれもおいしかった〜
焼き立てアジの干物付き朝食
朝食も夕食と同じ場所で配膳されていました。沼津のホテルや旅館によくあるアジの干物がついている和定食です。テーブルにいろいろ並んでテンション上がります(笑)

そして、干物は焼き立てで食べるのが一番!
すいほう園の朝食では7割方すでに焼いてあるアジの干物を、自分で仕上げに網焼きをします。他の小鉢をいただいている間に焼くので、あっという間。ちょうど表面パリパリ、身はホクホクに仕上がりました!干物はこのパリパリ&ホクホクで食べるのがベスト!干物が大好きになる秘訣です。

その他の小鉢。厚揚げ、シラスと大根おろし、ハムサラダ、生卵、焼き海苔とテーブルに着いてから出てくる熱々のお味噌汁です。沼津の味噌汁は魚の出汁が効いていて、海藻もおいしいのでおすすめです。






沼津港近くの旅館「すいほう園」に泊まって
朝食後は少しゆっくりしてチェックアウト。
ちょうど昨日チェックイン後から朝方まで雨だったのですが、ちょうど雨上がりで庭の草木もキラキラしていて、気分上々です。看板猫ちゃんたちもお庭をお散歩していました。

旅館の方もとても雰囲気がよくチェックアウトの時のご挨拶も楽しいひとときでしたし、最後まで気持ちよく過ごすことができました。
沼津港へのアクセスが便利なのでオススメですが、すいほう園の夕食・朝食もボリュームがありとてもおいしいので、沼津港での食事はランチという方法もオススメです!落ち着いて旅館で朝夕食べることができるのも贅沢ですよ。
旅館を出ると目の前に朝露で光る千本浜が広がっていてとても気持ちがよかったので、街中から離れて静かに過ごしたいけれど、あまりに何もない場所は不便と感じる方にはかなりオススメの旅館です。
すいほう園へのアクセス
所在地:静岡県沼津市千本郷林 1907-8

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