2019年の6月頭に、あこがれの沼津三津浜の松濤館(しょうとうかん)に1泊2食付で利用いたしました。部屋に半露天風呂がついていて、淡島も富士山も一望できる和室「松見10畳+踏込0.5畳」のお部屋です!当時dポイントで宿泊費用のポイント還元率が高いというキャンペーンがあったので、それを利用しました。(*2019年7月20日に松濤館はリニューアルオープンされています。こちらの記事はそれ以前のものであること、ご了承ください)
松濤館は伊豆箱根鉄道の伊豆長岡駅から往復送迎サービスもあります。今回私たちは、往路は送迎を利用させていただきました。急勾配の三津坂も通ることができ、山を抜けて目の前にぱっと広がる三津浜、駿河湾の風景は一瞬、旅の疲れを忘れさせてくれます!復路は松濤館のとなりにある三津シーパラダイス前のバス停から、沼津駅まで東海バスを利用しました。
松濤館1階の様子
松濤館入り口からレセプション
さすが松濤館です。入り口、玄関、レセプションもとっても高級感があります。送迎バスでの到着後、もちろんスタッフの方々のあたたかいおもてなしも物腰やわらかで、ちょっとセレブ気分に浸れます。
松濤館ロビーからは三津浜内浦を一望できます!
宿泊の場合、レセプションで受付を終えると、一旦ロビーに通されます。一面窓なので、内浦、三津浜も淡島も、駿河湾、天気がよければ富士山まで一望できます!
ロビーの調度品等も趣があり落ち着いた雰囲気を醸し出しています。こちらでウェルカムドリンクをいただきました。6月になったばかりで蒸し暑かったので、さっぱりとした柑橘系フルーツジュースをいただいた記憶があります。ホッと一息つくことができるので、気持ちも高まりますね。
ロビーで女将さんと担当の方のご挨拶をいただき、宿泊手続き、説明を一通り受けると、お部屋へ案内されます。ドキドキ・・・
松濤館の半露天風呂付和室「松見」部屋の様子
「松見」のお部屋でした。引き戸を開けるとまずは踏込0.5畳のスペースがあり、扉があります。その扉をあけると、さらに玄関のようなスペースが広々とあります。下駄箱も設置されていて、フレグランスもありいい雰囲気です。そのスペースとお部屋はふすまで区切られていて、ふすまを開けると、海側は広い窓がありとても開放的で明るいお部屋です!
お部屋でウェルカムスウィーツ
お部屋に入ると担当の方から改めてご挨拶をうけ、夕食時間やお布団の準備等のスケジュールを確認しました。あとは時間になると、全て準備から片付けまでしていただけます。そして、一息休憩をということで、甘味処を準備していただきました。松濤館の焼印入り温泉まんじゅうがかわいいです。さっぱりみかんのジュレも上品で香りよくて。ここまでの移動の疲れを癒すことができました。
「松見」部屋からの景色
広い窓がたまらないですね。内浦、三津浜、駿河湾、淡島、天気がよければ富士山も見ることができます。この日は晴れているように見えて、あいにくの薄曇り。特に遠くは霞んでいて富士山とはっきり見えませんでした。
「松見」部屋の半露店風呂とお部屋の様子
半露天風呂
今回の楽しみのひとつでもある部屋についている「半露天風呂」です。お部屋とお風呂の間はガラス張り!そして外もよく見えます。入る時ははずかしいのでブラインドしましたが、湯船にすっぽり入っているときは少しブラインド明けて風景も楽しみました。部屋の電気けして外から見えないようにするのも夜景を眺めることができてよさそうです。
半露天風呂の手前にはこのような広く、素敵な洗面台兼脱衣所があります。複数で宿泊しても2つあると一緒にこの場も共有できるのがうれしいようなはずかしいような♡アメニティも高級感があり、癒されます。
お部屋に半露店風呂がついているものの、屋上に駿河湾も富士山も一望できる完全な露店風呂がある大浴場もあります。夜はそちらを利用しました。男女でわかれています。屋上で夜なので、流石に誰にも見えないわ!という安心感で、とっても開放的でした!たまたま他の宿泊客の方がおらず、貸し切り状態だったこともラッキーでした。波の音、自分がたてるお湯の音・・・思わず「気持ちいい〜!」と独り言!
淡島や富士山、駿河湾が一望できる「松見」部屋の様子
松見の部屋以外も海側の部屋は窓が広く設けられていて、三津浜・内浦、駿河湾、淡島、晴れていれば富士山までの絶景を楽しむことができるのではないでしょうか。
お部屋の雰囲気もとてもきれいに整えられていて、すっきりと美しく、落ち着きます。ここでもまたセレブ気分になってしまいます。浴衣に着替えて景色を眺めるにも思わず正座・・・(笑)
松濤館おもてなし料理
松濤館で1泊2食付きは、夕食も朝食もお部屋でいただきます。準備も全てしていただけるので、のんびりしているだけで上げ膳据え膳!あぁ、うれしい♡
松濤館「松見」のお部屋での夕食
まずは・・ビール!
せっかくなので、1杯だけビールをいただきました!陶器のカップはきめ細かい泡立ちになりますね〜!食欲増進!!
コースターもおしゃれです!
前菜・初夏のあじわい
白い器はお野菜に出汁ジュレがかかっています。あっさりさっぱりとしつつ出汁の旨味が効いていました。やさしい出汁のお味はほっとして、食欲をそそります。
空豆をアマガエルに見立てていたり、サザエの壺焼きも中は食べやすいように小さく切ってあったり、かなり手の込んだ前菜です。沢蟹のカリッとした香ばしさはなかなか印象的でした。見た目が美しいですので、一瞬食べるのもったいないと思ってしまいました(^^;
お箸とお箸置きがおしゃれでした。夫婦で赤富士と普通の富士山のお箸置きに、松濤館の焼印入りの割り箸です。
鱧のお吸い物
お豆腐の上に鱧、梅と柚子の皮で香り付されていて、冬瓜の甘さととろみがふんわりやさしいお吸い物でした。
造り
お造りは旬のお魚。今回はマグロ、ハマチ、鯛、甘海老、イカでした。ひとつひとつとても丁寧に盛り付けられていて、甘く上品なお魚。濃厚に味わえました。
お刺身をいただいた後に「伊豆 三津浜 松濤館」と切り抜かれた竹の葉が出てきました!
お凌ぎ・えだまめ饂飩
メインの前に、ちょっとお口直し。えだまめとぷちぷちの新鮮な海ぶどうが入った、やわらかい香りのお出汁がきいたお饂飩です。お饂飩とはいえ細めなので、喉越しよくつるりといただきました。
メイン・かます塩焼きと和牛すてーき
初夏の月夜を思わせるようなお皿で、見た目もまた美しく。かますの塩焼きには大根おろし、すだち、みょうがが添えられています。ぎゅっと身が閉まったかます焼きもほろほろとおいしくいただき、和牛すてーきにはちょっとわさびが添えられていて、上品な香りにやわらかでコクのあるお肉でした。一口サイズなので食べやすくて、その一口で目一杯、歯応えから香り、喉越しまで堪能できました。
鯵つみれ鍋
しっかりとした鯵の身を感じることができるつみれは、濃厚な鯵の香りと食感、旨みを堪能できます。本当鯵そのものです!さっぱりお野菜と一緒にいただきました。
野菜の揚げ物
この頃になると、もうお腹も結構満足感が(笑)それでも食欲をそそる美しい盛り付けに歯応えを感じる新鮮な野菜の揚げ物。さっぱりレモンもついていて、あっという間にいただいてしまいました!
写真にある表面が黒く巻いたものがあるのですが、これが「谷中生姜の竹炭揚げ」です。一瞬、え?炭?!と思うのですが、竹炭の香りが品よく鼻に抜けて、やわらかな谷中生姜のさっぱりした甘みが口に広がる不思議なおいしさでした。珍しい一品をいただきました。
炊き込みご飯とお吸い物
金目鯛の炊き込みごはんに赤出汁とお漬物の黄金セットです。お腹もいっぱいですが、上品な味付けに量もちょうどよく、おいしくいただきました。焼いてから炊き込んだと思われる金目鯛の香りのよいこと!
デザート
最後はさっぱりと季節のフルーツの甘味をいただきました。素敵な器、盛り付けに、最後まで感動させられます。
松濤館「松見」のお部屋での朝食
ぐっすり眠れた翌日は、さわやかなお天気。窓からの明るさでも十分!朝の光の中、朝食を準備していただきました。
朝から豪華です!蓋をあけると、見た目もうるわしい小鉢たち。しらす、ひじき、おひたし、まぐろのおさしみに山芋のせ、お漬物、サラダ、ふろふき大根に卵焼き、フルーツはスイカ。栄養バランスも十分!こんなに食べれるかなぁ?と思いきや、いずれもおいしくて、しっかり完食です。
メインはもちろんほくほくのアジの干物です!貝のお吸い物も香りよくすっきり、胃にしみわたります。
松濤館と三津浜の風景
松濤館は三津浜の横、三津シーパラダイスの前にあります。素晴らしい景観です。
海の上に建っているようなイメージの松濤館なので、寝る時も静か故にそっと耳に届く波の音。屋上の露店風呂に入って、部屋に戻り、お布団に入ると、あっという間に寝てしまいました。ぐっすりです。
1泊し、チェックアウト後は、外までお見送りをしていただき、最後までおもてなしのサービスあふれるお宿でした。
気取りのない、高級感を味わうことができました。普段の私たちにとってはかなりの贅沢をした気分です(笑)でも、たまにはそんな経験も素敵ですものね!
一幅の絵は千の言葉を語る(松濤館ポストカード)
松濤館でいただくことができたロングタイプのポストカード。松濤館からの絶景の写真です。お天気がよく、富士山に雪が残っている頃だと、このような景色が見えると思います!
ポストカードにある言葉が「一幅の絵は千の言葉を語る」です。まさしくその通りの、こちらのポストカードは、家でラミネート加工し、大切に飾っております。
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松濤館 アクセス
所在地:静岡県沼津市内浦三津7
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