伊豆・松崎町雲見の民宿「番上屋」で天然露天温泉・豪華船盛りに豊富な海の幸を堪能!壮大な駿河湾と春の花々で充実の旅

伊豆半島観光

2022年3月の連休に西伊豆と南伊豆の間にある松崎町の雲見へ。コロナ禍以来の遠方旅とは言え、伊豆半島なので距離的には近いところです。

雲見は静岡県賀茂郡松崎町にあり、松崎町が「世界でいちばん富士山がきれいに見える町」を宣言した場所でもあります。そしてもう一つ見てみたいのが松崎町の「なまこ壁」。日本国内でも残っている場所は限られている歴史ある建物です。

雲見と松崎町を3日間で堪能してきました!ひさしぶりの旅に日常生活より重めのリュックを背負っても、足取りは自然と軽くなります。

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松崎町への道のり

西伊豆町と南伊豆町の間にある松崎町までは電車が通っていないので、三島・修善寺からの往復はバスになります。

東海バスは三島と松崎町の間を1日午前中のみ2本の特急バス、修善寺と松崎町の間を1日9本の快速バスを運行しています(2022年3月現在)。松崎町から雲見へはさらに路線バスで20分ほどかかります。

往路は三島から特急バス、復路は修善寺まで快速バスを利用して伊豆箱根鉄道とJRを利用し、沼津まで帰ってきました。

三島から松崎町経由で雲見へ

三島駅発10:15の特急に乗り込み、まずは松崎町へ約2時間のバス旅のスタート!

三島から出発したバスは、長岡温泉→修善寺→月ヶ瀬→湯ヶ島を通り土肥港へ。

土肥港からは海岸線通りを恋人岬→宇久須→堂ヶ島を通っての道のりです。土肥港へ出たときに目前に広がる駿河湾の景色は息を呑む美しさ!バスの乗客の人たちも一斉に窓のほうへ顔を向けていました。

海岸通の道は高低差もあり曲がりくねっているので、バス酔いしそうと思ったのですが、景色が美しいので気がつけば快適に到着〜!

松崎町の海岸風景

雲見へは松崎町からさらに路線バスで移動です。そのバスの出発時間まで少し時間があるので、松崎町海岸へ行ってみました。

沼津からみる駿河湾とはまた別の顔。広々した水平線の色がより深く、細かい湾になっていることと、海上の風が強かったこともあり、波が荒々しく自然の迫力と雄大さを感じました。

松崎町から雲見へ

さて、バス停に戻り松崎町から雲見へ。路線バスで20分とのこと。あと少しです!

松崎町から雲見への道は、海沿いの断崖になっていて高低差があり、細かく曲がりくねった細い道。伊豆一サイクリングで有名なのでサイクリング用の青いレーンもありましたが、かなり厳しい道のりだと実感しました。よほど鍛錬した方でないと乗り越えられない・・・!

うんちゃん
うんちゃん

リュックが重いのでバスに乗ることを決めていたものの、バスで20分だったら歩いてもいけるのでは?と思っていました。しかしそれは大間違い!バスに揺られながら伊豆をなめたらあかん・・と反省していました。

木々の間から見える駿河湾の景色は最高に美しいので、路線バスで運転してもらって、景色を楽しむに限ります!松崎町から雲見までの道沿いの木々は桜が多いらしいので、また桜のシーズンに来てみたいな♪

雲見・雲見温泉

ほどなく終着駅の雲見入谷に到着。雲見海岸からグンっと坂道を登って数分です。広がる青空、清々しい景色に思わず深呼吸〜

雲見の町中はどこかノスタルジックな雰囲気

雲見は小さな漁村だったところで、今は海水浴場、ダイビングスポットとして有名です。ちょうどダイバーの方々がボートで移動されていました。海の色も深いので砂浜からすぐ深いところがあるのかな?気になるのでまたダイビングも体験してみたいです!

砂浜の砂の色も心なしか濃い気がします。耳から聞こえる風と波の音が山々に反響してより大きく感じますし、砂浜から海の色のグラデーションが時とともに変化する様にずっと見ていられるほど。目から耳から、五感がクリアになっていくのを感じました。

海に面して「雲見くじら館」という建物が!気になるものの開館しているかわからず、今回は中に入っていません。くじらの絵が彫られた石碑もあり、くじらとの関係も気になるところです。

海を背中に町を見ると山と海の背景に溶け込んだノスタルジックな雰囲気が漂っています。

民宿宿が多く並んでいますが、昔に比べると今も営業続けているお宿は減ってしまったとのこと。この雰囲気がよいためか、映画のロケ地に使われたこともあるくらいだそうです。町のところどころにそのことを紹介するポスターも貼ってあったので、その映画も見てみたくなりました。

雲見浅間神社

砂浜すぐ横の烏帽子山の頂上には雲見浅間神社があります。木々の間の細い入り口からひたすら登っていくのですが・・・

かなりの傾斜の山道を上がって山頂に行くため、中腹の「中之宮」までであきらめて戻りました。それでも足がプルプルになり、2〜3日筋肉痛になったくらいです。スニーカー・手ぶら必須で次回は頑張って登ってみようかな!

雲見浅間神社は日本神話に出てくる長寿の神様、磐長姫命(イワナガヒメノミコト)が祀られています。磐長姫命は、木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)のお姉さん。醜だけど岩のように長命を授かるイワナガヒメと、美女だけど花のように短命となる子を授かるコノハナサクヤヒメの姉妹のストーリーはなかなかインパクトがあります。

雲見浅間神社は磐長姫命(イワナガヒメノミコト)を祀っているため、富士山=木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)を褒めると、断崖から落ちるという謂れがあるそうな・・・

想い出岬

雲見浅間神社の参道入り口を通り過ぎて海沿いに進むと「想い出岬」があります。

少し高いところから雲見の海浜と駿河湾を見渡すことができます。大きな岩山の絶壁にすぐ駿河湾が広がっていて、自然の迫力に畏れすら感じるほど。防波堤にザッパ〜〜ン!と打ち寄せる大きな大きな波をしばらくの間、息を呑んで見ていました。その様子は写真では撮れませんでしたが、海の色の差は撮ることができたので、伝わると嬉しいです!

岩肌が迫力満点!

牛着岩越しに見える富士山

雲見はちょっとした入江になっているのですが、牛着岩と呼ばれる2つ岩が並んでいて天然の防波堤のよう。浜からこの牛着岩越しに見える富士山は雲見の景色として代表的な景色です。松崎町が「世界でいちばん富士山がきれいに見える町」を宣言しただけあります。

うんちゃん
うんちゃん

富士山の雪の色と雲の白が一緒で、富士山わかりにくいかな・・・。プリンみたいに雲の上にピョンと出ています。

牛着岩と富士山

雲見温泉民宿「番上屋」に宿泊

宿泊は、雲見の天然露天温泉もある民宿「番上屋」へ!海から歩いて10分ほどです。

建物の前に広々とした駐車場もあり、かなりの広さの敷地です。しっかりとした木造の日本家屋でなんだかホッとする雰囲気。玄関も下駄箱もロビーも木のぬくもりたっぷりで、高い天井を見上げると部分的にガラスの瓦になっていて、そこからやわらかい太陽光がキラキラ入って来ています。

いらっしゃい!と明るく迎えてくれる女将さんの笑顔で、バス旅の疲れも癒されました。

番上屋 お部屋

さきほどの高い天井から明るい光が差し込んでくる階段を上り2階の客室へ。トイレや洗面所は共用ですが、コロナ対策で非接触型の最新設備が揃っていました。

それにしても木造の建物に畳部屋は落ち着きます。用意していただいたお茶と伊予柑でホッと一息。

番上屋の温泉

お風呂は天然温泉で男湯と女湯がありますが、今はいずれも予約制の完全貸切家族風呂として利用されていました。女湯とかかれている方には露天風呂があるとのことでしたので、悩むことなく女湯を。

露店風呂は夫婦2人でも十分の広さです。岩風呂になっているので、肩までつかったり、岩に腰掛けて半身浴したり、お湯も長湯向きのいい温度でのんびり楽しめました。利用は時間交代制ですが1組あたり40分あるので湯中りすることなくちょうどいい時間♪

泉質は塩分やカルシウム・ナトリウム等のミネラルが多く含まれているようで、神経痛・筋肉痛・関節痛・婦人病や疲労回復に効くとのこと。(番上屋ホームページより

露店風呂から見える景色も四季折々。4月になると山桜を見ながら温泉を楽しめるらしく、やっぱり桜の頃に来たいなと、また思いました。

番上屋の夕食

お食事は朝夕ともお部屋食。時間になるとスタッフの方々が部屋まで運んでくれます。

運び込まれた品数に「2人分ですか?!」と思わず笑顔になりました!写真を撮ろうにも立ち上がってかなり引かないと全部写りきらないほど。

1日目は金目鯛の姿煮と地魚の舟盛り、2日目はめじなの塩蒸し焼きと地魚の舟盛りをメインに、2日間とも野菜、揚げ物、汁物、とにかく多様な小鉢たち!

お刺身はもちろん新鮮&新鮮&新鮮!あまくてぷりぷり!アワビのこりこりした食感と濃厚な旨味は帰って日数が経っても思い出しては、うっとりしてしまうほどでした。あんなに新鮮なアワビは人生初かもしれません。

お刺身が写真でもキラキラしてます♡そして一切れが分厚いのでお魚の旨味がドーンと口一杯に広がるのです。(写真見ていたらまた笑顔になっちゃう!)

金目鯛の煮付けは鯛の上品な甘味を引き立てる優しい味付け。大きな1匹を2人で食べたのですが、飽きることなく最後までおいしくいただけました。

めじなの塩蒸し焼は、初めて食べた気がします。皮もぷるぷるでとろけますし、味もやわらかくホロホロ!いい塩加減で夢中で食べてしまいました。めじな美味しい・・・もっと食べたい(笑)

メインの魚はもちろんのこと、小鉢の野菜もおいしくて、シンプルなおひたしも濃厚な野菜の味にびっくりしました。こんなおいしい野菜なら野菜嫌いなくなるでしょうよ・・と思いながら、堪能しました。

番上屋の朝食

豪華な夕食だったので朝お腹空くかしらと思っていたら、起きたらしっかりお腹空いていたことに驚き!顔を洗って準備が整った頃、タイミングよく朝食が運ばれてきます。

朝食も豪華な品数ですが、バランスのよい和定食です。あじの干物はほろほろ身がとれてほんのりしたしょっぱさが、白いご飯にぴったり。小さな骨ならよく噛めば食べてしまえるほど、うまみがたっぷりでぱりぱりです。カルシウム補給にもぴったり〜。

何度も言いますが、野菜が濃い味でおいしいのです。醤油もありましたが、ほとんどつけなくてもいいくらい。毎日食べたいよぉ・・・と心の中で何度も思いました。

ヨーグルトにかかったマーマレードもおいしく、最後までしっかりいただきました。

松崎町のなまこ壁が残された街並みや松崎港を観光

滞在中にバスで松崎町観光にも行ってきました。松崎町にも漁港があり、有名な「なまこ壁」が残された歴史を感じる街並みは観光にもぴったりです。

松崎町観光協会・なまこ壁通り・近藤邸・伊豆文邸・伊豆の長八美術館(外観のみ)・伊那下神社・浄泉寺・伊那上神社を徒歩でのんびり巡りました。意外と歩ける距離です。散策しながら見どころを廻れるのでおすすめです。

松崎町観光協会には散策マップなど、資料もあるので最初に訪れるといいと思います。

松崎町観光協会

なまこ壁の橋を渡ると、中瀬邸・松崎港・漁協などがあり、こちらも徒歩で回ることができます。

松崎港には漁協直売所もあればすぐ近くにお食事処も。たくさん並んだ漁船も見応えがあります。カジキマグロが描かれた漁船は写真に撮らずにはいられませんでした!

伝統的な松崎町の「なまこ壁」

松崎町でぜひ見てみたかった「なまこ壁」。防火性に優れていると聞いて、海沿いは風が強いから防火性は必須な気がしました。見た目も美しくて、近くでみると結構迫力があります。

なまこ壁は見た目からそう呼ばれています。平瓦を壁に貼り付け、目地をしっくいでこんもり盛り上げてかためていくのですが、その白いしっくいを盛り上げた様が海の「なまこ」みたいだからだそう。

防火性・保温性・保湿性に優れているから、明治時代から昭和初期までは日本の各地で使われていた外壁工法だったらしいのですが、年々減少していったそうです。日本でも松崎町、下田市、岡山県の倉敷市、広島県の東広島市などでは今でも残っているとのこと。

目を引くデザインなので、並んでいる景色は趣がありタイムスリップしたようでした。

松崎町の田んぼをつかった花畑

ちょうど行われていたイベントを目当てに、那賀川を桜並木・菜の花畑を見ながらテクテク。那賀川沿の桜はまだ蕾でしたが、菜の花が美しくで黄色の明るい花にとても気持ちがよくなりました。思わず深呼吸〜!

目的のイベントは「伊豆松崎町 田んぼをつかった花畑

農閑期の広い田んぼに色とりどりのお花がたくさん咲いていて、目も心も休まります。

そして面白いのが地元の方々お手製の等身大かかし!人だけではなく、大きな牛や山羊などもあり、一瞬本物かと思って近づいていくと、あ、かかしだった!という気持ちを何度か味わえます。

ちょうどコロナ禍でみんながいろんなイベントや旅を我慢している時期、そしてウクライナのこと、時節のことをのびのびと表現されていて、かかし達に共感してしまいます。

無料のイベントですが、存続のための募金を募っています。1組¥500でしたので、来年、再来年も開催されますよう気持ちも込めてきました。

2022年5月5日まで開催されています。毎年開催されているようですので、機会があればぜひ!

何度も訪れたくなる松崎町・雲見

民宿「番上屋」はしっかりとした木造の建物で、そのどっしりとした造りにどこか安心感が湧きます。女将さんの元気なお出迎えの声は耳に焼き付いているくらい。懐かしくホッとする雰囲気で、3日目になると玄関で「ただいま〜」と言いたくなるくらいです。

おいしい空気とおいしい山の幸・海の幸を堪能、壮大な駿河湾の景色に自然の偉大さを感じて、雲見天然温泉で解きほぐされて、五感を休めることができた気がしました。すっかりリフレッシュ!!

自然がたくさんあるの中で過ごすと何かいつもパワーが湧いてきます。そして、ずっと見てみたかった松崎町のなまこ壁の建物がならぶ街並みも観光できて、大満足の3日間でした。

他にもトライしてみたいダイビングや、雲見浅間神社まで登りたいこと、松崎町でも行っていないスポットもあるので、また行ってみたいです。

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