初心者から気軽にニードルフェルト作品を作ることができる、ハマナカのアクレーヌや羊毛フェルトのキット。
羊毛フェルトやアクレーヌをいろいろ準備しなくても、必要な分がセットになっているキットはとても便利ですし、だいたい使う量を知ることもできます。
ハマナカのキット商品はたくさんの種類がありますが、ランダムにいろいろ作ってみています。
今回は羊毛フェルトのキット「なかよしひつじ【H441-288】」です。
1つのキットで2匹のひつじを作ることができるので、1人で作っても、誰かと一緒に1つずつ作ってみても楽しいですよ。

夫婦で一つづつ作ることもありますが、今回は1人で作ってみました。
1つ作ってちょっと失敗したなと思った時に、2つ目で調整してみることができるので、ステップアップにも2つ作れるのはいいかもしれません。
キット以外に準備するものは、羊毛フェルトで使う基本道具がメインです。
- ニードル
- フェルティングマット
- ハサミ
- 縫い針(羊の口は刺繍系を縫い付けます)
- 目打ち
- 手芸用ボンド
- ダンボールか厚めの硬紙とセロハンテープ
細かいパーツをニードルで刺す際に、ダンボールか厚めの硬紙とセロハンテープで型を作ると、型の枠内でチクチク出来るので、作りやすい上に指を怪我しにくいメリットがあります。
フェルティングヤーンでひつじのモコモコ感!

ぱっと見は難しそうに見えますが、羊のモコモコ感を表現するために使用する「フェルティングヤーン ループ」が入っているので、初心者でも作りやすいキットだと思います。
「フェルティングヤーン ループ」は、ちょっと縮れたような感じの毛糸で、今回のようなヒツジやプードルなどを表現するには便利そうです。
「なかよしひつじ【H441-288】」 キット内容
「なかよしひつじ【H441-288】」のキット内容は、こちら!

- フェルト羊毛
- 白(顔とボディ)
- ピンク(ひつじの鼻先と耳の中)
- 黄(ちょうちょう)
- フェルティングヤーン ループ(毛糸)
- ソリッドアイ 4mm(刺し目)
- 刺繍糸
- ペップ 白(ちょうちょうの触覚)
- 作り方説明書
キットの写真を見るとわかりますが、ひつじの尻尾に黄色いちょうちょうがとまっています。
キット内容にちょうちょうとあるのはそのためです。ワンポイントのちょうちょうもキットに入っているので、作品作りも楽しくなりますね。
仕上がりサイズは、1体につき長さ 約4.5cm、高さ 約6.5mm です。
そのサイズを目指して、作り方説明書通りにパーツごとの実寸大に合わせて作っていきます。
フェルティングヤーン ループで作る「なかよしひつじ【H441-288】」
「なかよしひつじ」はまず、白のフェルト羊毛で顔、ボディ、耳、手足それぞれのパーツを別々で作ります。
基本はフェルトボールを作る要領で小さく丸めて、ニードルで刺し固め、さらに羊毛を巻いてはニードルで刺し固めてを繰り返し、キットに同封されている説明書の実寸サイズに合わせて作っていきます。
耳とちょうちょうは小さいパーツなので、ダンボールとセロハンテープで作った型を使うと、指を怪我することなく成型しやすいです。
顔と耳と体を繋げ(ニードルで刺して繋げます)、表面をフェルティングヤーン ループで覆って、ひつじのモコモコ感を出していきましょう。
フェルティングヤーン ループの端を手にとり、少しずつひつじのボディや顔まわりに巻きつけながら、ニードルで刺して付けていきます。

ひつじのモコモコ感をどう表現したらいいのかと気になっていましたが、フェルティングヤーン ループはニードルで表面を隙間なく覆ってチクチクとニードルで刺していくだけで、かんたんにひつじ感が出ます。
刺し目は目打ちで顔に穴を開けて入れるとスムーズです。
目打ちは羊毛フェルトで目や鼻のパーツを作る時などにとても便利なので、1つは準備しておくことをオススメします。
「なかよしひつじ【H441-288】」の仕上がり

パーツがそれぞれ出来てくると、フェルティングヤーン ループでひつじ感が簡単に表現できるので、思ったより早くできます。
フェルティングヤーン ループは、ニードルで刺しすぎるとひつじのフワフワ感がなくなりますので、やさしくそっと刺し付けていきます。
また、フェルティングヤーン ループは毛糸なので、引っ張ると細くなります。ひっぱらないようやさしく持ちながら隙間なくふんわり刺しつけることがポイントだなと思いました。
ふんわり付けていっても、余分が出るくらいの量がキットに入っています。
仕上がってから見ると、見本より足が長くなってしまいました。足は少し短めの方がかわいく見えます。
足が長くなってしまいましたので、足回りを埋めるように、余っていたフェルティングヤーン ループを全体的にもう少し重ねて付けてみました。
まだ長いようにも感じますが、それなりに仕上がった気がします。
ちょうちょうの触覚は、キットに入っているペップという材料をねじってつけるだけ。ペップをつけることでちょうちょう感がアップします。

今回ハマナカの羊毛フェルトキット「なかよしひつじ【H441-288】」には、ひつじのモコモコ感を簡単に表現できる毛糸「フェルティングヤーン ループ」がセットに入っていたことで、ニードルフェルトでモコモコしたものの表現をすることができて、楽しかったです。

フェルティングヤーン ループはいくつか色のバリエーションもあるので、ニードルフェルトでプードルとか作りたくなりますね。
羊毛フェルトとフェルティングヤーン ループでモコモコ感を表現することができ、今後の作品作りのヒントを得ることができたキットでした。
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