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羊毛フェルト と アクレーヌ や アクリルフェルトとの違いについて

羊毛とアクレーヌの違いについて 羊毛フェルト

羊毛フェルトを探している時、手芸店や100円均一ショップなどオンラインと実店舗に拘らず「アクレーヌ」や「アクリルフェルト」という商品名を目にすることがあると思います。

商品名を気にせずに見た目で選んで購入してから、羊毛フェルトではなく アクレーヌ や アクリルフェルト だったということも経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

うんちゃん
うんちゃん

羊毛フェルトを購入しようとして色が綺麗と思って手に取ってみたらアクレーヌだったことがあります。

そもそも「アクレーヌ」「アクリルフェルト」って何でしょうか。

羊毛フェルトと違うのでしょうか?

今回は 羊毛フェルト と アクレーヌ や アクリルフェルト との違いについて書いてみたいと思います。

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そもそも 羊毛フェルト とは

羊毛フェルトは原料の羊の毛、ウールのふわふわした繊維を、繊維がひっかかりやすいように特殊な加工がされた針(ニードル)で刺して絡め、固めてフェルト化する手芸のことです。

針(ニードル)で刺し絡めて固めていく手法から ニードルフェルト とも呼ばれています。

素材となる羊毛は字の通り羊の毛で天然の素材になります。その為カラフルな色に染色されていても、どこかしっとりとナチュラルな質感があるような気がします。

動物の毛並み感を出したい時やナチュラル系の色味は、羊毛素材は自然で優しい雰囲気を出すことが出来るのではないかと感じています。

羊毛フェルトは実店舗の手芸屋さんや楽天市場やヤフーショッピング、Amazonなどのオンラインショップでも入手出来ますし、100円均一ショップにもキットなどが売られています。

気軽にお試しで作るには100円均一のキットはオススメだとと思います。

アクレーヌ とは

アクレーヌはハマナカ株式会社独自のニードル専用素材で、高品質アクリル繊維から自社工場で生産されている素材の商品名です。

ハマナカ株式会社のサイトにもアクレーヌのことが詳しく紹介されていますが、力をいれなくてもまとまりやすいことから、お子様やお年寄りのの方にもおすすめで、洗剤いらずのエコクリーナーも作れるそうです。

エコクリーナーは実用的なので、お子様と一緒に工作として作って使う楽しみも出来ますね。

アクレーヌは羊毛フェルトに比べると発色がいいので、はっきりくっきりした色味が選べるのも特徴です。

以前、ハマナカ株式会社のキットになった商品でカピバラの親子を作りました。羊毛ではなく初めてアクレーヌにも挑戦した時のことです。

素材を触った感じでは、羊毛と違いアクレーヌはなんとなくふんわり軽いイメージで、あまり力がなくても表面をそっと刺すだけでまとまりやすく、仕上がりもなめらかになりやすかった気がします。

カピバラのキットを作ったときのブログはこちら!

アクリルフェルト とは

羊毛ではなくアクリル繊維から作られた素材が アクリルフェルト です。

先ほど アクレーヌ はハマナカ株式会社独自の素材の商品名であることを記載しました。アクレーヌ はハマナカの登録商標のため、同じようにアクリル繊維からつくられたニードルフェルトの素材のことを アクリルフェルト と使っていることがあります。

アクレーヌ は実店舗やオンラインショップでもよく売られている商品なので、あえて アクリルフェルト と言われるとピンとこないかもしれないです。

アクレーヌ・アクリルフェルト で作るエコクリーナー

羊毛フェルト と アクレーヌ など アクリルフェルト の差で、羊毛では水切れが悪い為向いていないけれど、アクリル繊維だからこそできる作品もあります。

エコクリーナーやエコタワシと呼ばれているものです。

アクリル繊維はとても細かく弾力性があり通気性と通水性があるため、洗剤要らずのクリーナー・タワシとして既製品が売られていたりします。

手芸用品や作品でよくみかけるアクリルのエコクリーナーやエコタワシは、アクリル毛糸の編み物で作られていることが多いと思います。

編み物の道具がないことやそもそも苦手であっても、ニードルフェルトをしたことがある場合は同じ道具でエコクリーナーを作ることが出来ます。

アクレーヌ のキットで作品を作った際にすこし余ったアクレーヌで、エコクリーナーを作ったことがあります。

余った素材を手のひらや指で好みの形に整えて、ニードルでチクチク刺して崩れない程度まで固めるだけです。違う色を載せて目にしたりすると、顔になりますし、花の形などを作ってみてもかわいいかもしれないですね。

アクレーヌ エコタワシ パンダ クロネコ

羊毛フェルトとアクレーヌの違い

アクリルフェルトは総称として使われることが多く、いざ買おうとなるとハマナカ株式会社の アクレーヌ は幅広く取り扱われており、入手しやすい商品です。

ハマナカ株式会社の商品で羊毛フェルトの多色セット、アクレーヌの多色セットがあります。

単色でいろいろ揃えるより、少量でたくさんの色味が欲しい時にセットになっている商品は魅力的です。

うんちゃん
うんちゃん

多色セットは見た目もかわいいので、何か作りたくなる気持ちがくすぐられます。

羊毛フェルトとアクレーヌ 発色の違い

例えばこのセットの商品を比べてみますと、同じ赤・黄・青・黒・茶・白などがなんとなく色味が違うことは、わかりますでしょうか。写真①羊毛フェルトの方がなんとなくしっとりナチュラルな雰囲気で、写真②アクレーヌの方がはっきりポップな感じがありませんか?

写真①:【H441-121-4】ウールキャンディ 8色セット クリスマスカラー

写真②:【H441-142-1】アクレーヌ10色セット ベーシックビビット系

羊毛フェルトとアクレーヌ 質感の違い

羊毛フェルトとアクレーヌでは質感も異なります。

写真では分かりにくいのですが、例えば白を広げてみてみるとこんな感じです。

羊毛フェルトはとても細い繊維が筋のように見えます。

アクレーヌは筋がなく、細かい繊維がフワフワ集まっているように見えます。

触ってみるとなんとなく羊毛の方がしっとりとしているように感じます。

アクレーヌは100円均一ショップで買えるの?

今までに記載しました通り アクレーヌ はハマナカ株式会社の商標登録商品のため、100円均一ショップで購入することは出来ません(ハマナカの アクレーヌ を仕入れて販売している店舗があれば購入可能です)。

アクレーヌ ではなくても、アクリル繊維素材のアクリルフェルトがニードルフェルト手芸の素材として販売されていることがあります。

商品名で 羊毛フェルト となっていても、原材料にウール100%ではなくアクリル繊維と記載があれば、アクリルフェルトです。

羊毛フェルトとアクレーヌどっちがいいの?

羊毛フェルトとアクレーヌは、見た目の差はそんなにないようにも思えます。

羊毛は質感がおちついた感じなので、ナチュラル系のものやリアルな動物系のものを作りたい場合には羊毛の方がおすすめかと思います。

羊毛フェルトとアクレーヌの見た目で最も分かりやすい差は前述通り「発色」です。

好みの色あいによって、使い分けるといいのかもしれませんね。

また、ニードルで刺していると、確かにアクレーヌの方がまとまりやすいです。

手だけで丸めてみたところ、そう変わりなく見えます。

それぞれ繊維をほぐした後、手のひらで30秒ほどコロコロ丸めました。

手のひらでコロコロしていると、やはり羊毛フェルトの方がしっとりと感じます。

手で丸めたものをニードルで5分程度刺し固めてみましたので違いを見てみます。

羊毛は芯からしっかりニードルを刺し固めていくことで表面がボコボコになりにくく、綺麗に仕上げることが出来ます。

アクレーヌはある程度丸めて、表面の方をニードルで刺して整えるだけで綺麗に仕上がり安く、指で押すとやわらかくプニプニとした弾力の作品を作ることが出来ます。

キットにもそのようなプニプニ感を楽しむ作品を作るものがあります。

ハマナカ株式会社の公式でも記載通り、比較的短時間でまとまりやすい為、初心者の方や力の弱い方にも向いていると思います。

アクレーヌの素材が余ってしまったら、好みの大きさにチクチク固めて、実用的なアクリルタワシも作ることが出来ますし、工作・手芸としてスタートしやすいと思えます。

うんちゃん
うんちゃん

個人的には羊毛の質感が好きだけど、アクレーヌのポップなカラーとまとまりやすさは好きなので、その時につくりたいものや、そのときの気分で選びたいなと思っています。

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