深海に住んでいるメンダコ。メンダコはタコの種類とはいえスミを吐かないし、水からあげるとぺっちゃんこになってしまう軟体動物です。
言葉だけで聞くと気持ち悪いと思う人も多いかもしれませんが、フヨフヨゆっくり海の中を漂っている様子はとても癒されます。

耳がついているようなフォルムがかわいいのです❤️
自分のアイコンにもしているくらいメンダコが好きなので、羊毛フェルトで作ってみました。
今回は私のオリジナルのデザインではありますが、メンダコの作り方をご紹介します。
羊毛フェルトでメンダコの作り方

メンダコの出来上がりの総重量は約3gになるくらいのサイズで作ってみました。
まずはボディ部分の下膨れの丸い形を作ります。
芯は「ニードルわたわたナチュラル生成り 50g H440-003-310」を約1g使います。
幅3cm x 高さ2cmくらいになるように下膨れの円形にチクチクと固めて、その上からメンダコの色を重ねていきます。

今回使用したメンダコの色は「H440-000-16 フェルト羊毛 ソリッド 50g」です。少しずつ手に取りながらよくほぐして、芯に色付けしていくようにチクチク刺して固めます。
次に足8本をメンダコの色と同じ羊毛フェルトで作ります。
ボディに8本つけるので幅1cm x 長さ2cmくらいの足を8本作りますが、ボディにニードルで刺してつける部分を固めずにフワフワとした状態のままにしておきます。フワフワの部分を含めると足1本の長さは2.3〜2.5cmくらいです。
少量を指先と掌でクルクル小さいスティック状に丸めてから、ニードルで刺し固めます。8本分は同じ形でなくてもだいたい大きさが揃っていればOKです。

次にボディに足を1本ずつ付けていきます。
足のフワフワを残した部分を裏返したボディの中心に刺しておくとブレずに付けやすいです。
まずは十字に4つ付けて、向きをずらして再度十字に4つつけると、バランスよくつけることが出来ます。


耳部分もボディと同じ色の羊毛フェルトを少量手で丸めて刺し付けます。
目の部分は「刺し目3mm」をボンドで接着し、ほっぺにはピンク色の羊毛フェルトを少量、ご飯粒は白色の羊毛フェルトを少量つけて完成です。

ご飯粒は自分のアイコンについているので、付けてみました!
羊毛フェルトのメンダコとフェルトボールなどで作成したモビールの紹介
以前に「羊毛フェルトボールの作り方・応用・フェルトボールを利用した作品例の紹介」というブログでご紹介しましたフェルトボール。これを組み合わせるだけでモビールが出来そうだなあと思い、少しアレンジも加えて、簡単モビールを作ってみました。
モビールと言っても家にあるもので簡単に作れる、1本の糸に縦に飾りを並べた一連のモビールです。
羊毛フェルトの飾りに縫い針で1本の手芸糸を通し、飾りの下に玉止めを作って留めてみました。
最初はどんなモビールにしようか、羊毛フェルトで作ったメンダコをメインに、並べる飾りの形を何にしようか考えていきます。
羊毛フェルトで何かを作る時は一度手書きで絵に描いてみると、イメージ通りに作りやすい気がします。
今回作ったモビールの手書きイメージはこちらです。

今回は黄色や青のメンダコを作ってみて、その色をベースに飾りのデザインを考えてみているうちに、その色のイメージから、身近な人を思い浮かべていました。
そこでそれぞれ完成したメンダコモビールを、イメージカラーに合ったお世話になっている人にプレゼントすることに。
コーヒー屋さんのメンダコ
沼津に来てから、時々訪れては実家の親に話すようにくつろいで、いろいろお話させていただいている、コーヒー屋さん。コロナ禍で実家に帰れなくて寂しい気持ちを、毎回和ませて下さっています。いつもありがとうの気持ちを込めて作りました。
モビールがコーヒーのイメージに合うように、メンダコ以外の飾りは、コーヒー豆、コーヒーカップと、ハートです。


海のメンダコ
私もブルー系の色が好きですが、小さい頃からよく面倒をみてくれた叔母も大好きな色。その叔母にプレゼントをしようと思いつきました。隣の県に住んでいて、近くなったのに、会えない日々。文通や電話でたまにやりとりはしますが、やっぱり会いたいです。このメンダコモビールが叔母のそばで揺れてくれたらうれしいな。
ブルー系のメンダコということで、海のイメージの飾りを作ってモビールにしました。




月と星とメンダコ
実家の父母にもプレゼントと思い、母の好きな黄色で作りました。
夜でもほんのりぴかぴか輝くイメージで三日月と星に。ハートだけ照れ隠しのように少しピンク色を混ぜて、感謝の気持ちを込めてみました。
離れていても、お互いにぴかぴか明るく過ごせますように☆☆




キャットとメンダコ
ちょうどメンダコモビールを作ろうと考え始めた頃、別の叔母が神戸の人気の洋菓子屋さんのクッキーと、おしゃれなマスクチャームを送ってくれました。
おしゃれなことをしていない日々なので、マスクチャームに元気が出ました。いつも「コロナが落ち着いたら、沼津でおいしいものを食べることを考えて、今を乗り切るわ!」と楽しみなことを言ってくれる叔母です。
そんな叔母、飼ってはいないもののネコが好き。そのことを知っていたので、キャットとメンダコモビールを作ってプレゼントすることにしました。




相手のことを思いながら作ることが、こんなに楽しいとは!素敵なひとときを過ごすことができました。
フェルトボールを繋げるだけでもモビールになりますし、シンプルな形をいくつか作って糸で繋げる方法なので初めてでも作りやすいです。
次回は星やハート、魚の形などをどのように作ったのかを記事にしたいと思います。
羊毛フェルトでチクチクと楽しい気持ちをみんなでシェアできたら、とってもうれしいです!
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